ハクサイの出荷最盛期を前にJA佐久浅間しらかば野菜部会は6月2日、佐久市布施のJA長者原予冷庫で、白菜査定会を開いた。生産者や市場、JA関係者ら60人が参加。生産者が荷造りの規格などを確認した。
JA全農長野やJA担当者が販売情勢の報告、市場担当者からは市場情勢について説明。市場担当者は「市場では（まるつき）ブランドのファンが多い。品質管理を徹底し、安定生産に取り組んでほしい」と激励した。
JAの営農技術員が生理障害の取り扱い、規格ごとの量目などを説明。害虫防除や切開検査、異物混入防止の徹底を呼び掛けた。
同部会の箕輪文彦部会長は「ブランドを守るために部会員一丸となって、しっかりと査定会で目をそろえ、品質管理を徹底し、安定供給していきたい」と話している。
佐久市の長者原地区は、蓼科山北麓の標高約1000メートルに広がる管内を代表する高原野菜産地。「（まるつき）ブランド」として知られている。品目に応じて年数回査定会を開き、生産者と情報交換を行い、ブランド維持に取り組んでいる。
今年は5月11日に出荷が始まり、6月上旬から7月上旬、9月中旬から10月下旬の2回ピークを迎え、11月下旬まで約89万ケース（1ケース15キロ換算）を主に関西や中京方面に出荷する予定だ。