生育初期から中期の管理を学ぶ

JA佐久浅間
栽培管理を学ぶ生産者
栽培管理を学ぶ生産者

JA佐久浅間はトルコギキョウを花き重点推進品目の一つに位置付け、生産振興に力を入れている。JAトルコギキョウ専門部は5月30日、管内2カ所の圃場で現地栽培講習会を開いた。生産者ら35人が参加。生育初期から中期までの温度管理や水管理、病害虫防除のポイントを確認した。
佐久市中込の圃場で開いた講習会では、JA全農長野果実花き課の平谷敏彦技術審議役が、定植後の管理や生育初期から中期の管理について説明。「地温が低い春定植作型では平らなベッド作りが重要。平らにしないと低い部分に水が流れてしまい、過湿で生育不良となってしまう」とアドバイスした。
農家の減少や高齢化、後継者不足など農業を取り巻く環境が厳しさを増す中、地域農業振興ビジョンを策定し、農業の維持発展の実現に向けて2021年に立ち上げた14のプロジェクトの一つとして取り組んでいる。今年度の新規栽培者は7戸。JAでは生育に合わせて定期的に栽培講習会を開くなど、安心して栽培できる環境づくりに取り組むとともに、栽培技術を共有して高品質な切り花の安定生産につなげる方針だ。

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