JAみなみ信州女性部阿智支部は1日、下伊那郡阿智村の阿智第一小学校のクラブ活動で郷土食づくりの講師を務めた。同校のクラブ活動は地域のボランティアを講師に迎えており、調理クラブを選択した4年生から6年生の8人が、同村伍和栗矢地区でお盆に食べる風習がある郷土料理「サバ缶そうめん」作りを行った。
この日は同支部三役と同女性部員で構成されるエプロンサポーターの5人が、2班に分かれた児童に包丁の使い方や野菜の切り方などを丁寧に指導。児童は真剣な表情で講師に質問をしながら手際よく調理をし、およそ1時間で完成した。
同支部の原知冨美部長は「子どもたちが積極的に作業しスムーズに行えた。楽しく調理し、おいしく食べることで地域の伝統や歴史を知るきっかけになってほしい」と話した。
調理クラブ担当の川口純教諭(27)は「地元の食材を多く使った郷土料理を作り食べることにより地域文化に触れる貴重な機会となっている。地域の皆さまの協力に感謝したい」と話した。
今年度は同支部が引き続き講師を務め、全5回のクラブ活動を計画しており、学校や地域で栽培した農産物を使ったピザやおはぎ作りを予定している。