クイーンルージュ開花前講習会

JAながの
クイーンルージュの房切りについて説明する営農技術員
クイーンルージュの房切りについて説明する営農技術員

6月2日、JAながの須坂、高山ぶどうセンターでは「クイーンルージュ®」の開花前講習会を開催した。会場となった須坂市日滝の生産者圃場では、地区ごと3回開催し、総勢52人の部会員が参加した。
講習会では営農技術員が、房切りやジベレリン(植物ホルモン)処理の仕方を中心に説明。房切りは満開時に3センチに整形することや、ジベレリン処理は全ての花蕾が咲き切った1~2日に実施する事を確認した。また、今後の管理の注意点として目標とする房重と着粒数や病害防除などに注意するよう呼びかけた。
クイーンルージュはJAで重点振興品目に位置づけていて、皮が薄いため食べやすく赤色で糖度が高い事から市場からの注目が高く、数量の確保が期待されている。一方で、裂果や着色の課題があり栽培管理については、JAと生産者全体で情報を共有しながら取り組んでいる。天候や病気の影響が心配されるこれからの生育ステージごとの管理を慎重にし、消費者の期待に応えられるブドウ作りに努めていく。

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