地域で支えるお米づくり 保護者も一緒に楽しく田植え

JAみなみ信州
保護者も一緒に楽しく行った田植え
保護者も一緒に楽しく行った田植え

飯田市川路の川路保育園年長園児14人は5月31日、地元農家の関島晟さん(77・飯田市川路)が管理する5アールの田んぼにうるち米「にじのきらめき」を植えた。今年から園児の保護者10人も田植え作業に参加し、地域農家3人の他、同JA竜丘支所職員2人も協力した。収穫した米の一部は国際協力田運動の支援米としてアフリカのマリ共和国に送られる予定だ。
関島さん自身が子育てをする中で地域に助けてもらった経験から“恩返しがしたい”と始めた食育活動は今年で19年目。例年田植えのあとに年少・年中園児が泥遊びをしていたが、年長園児も泥遊びをしっかり楽しんでもらいたいと18日に園児40人ほどが泥遊びをして田んぼへの親しみを深めた。田植え当日は同園の年少・年中園児も見学し声援を送るなどたくさんの笑顔が見られにぎやかく田植えを行った。
関島さんは「今年は保護者にも声をかけたところ大勢の方に参加いただけてうれしい。家庭でも今日のことを話題にしてもらえたら。これからも地域で子どもたちの成長を見守っていきたい」と話した。
同園の宮﨑千保子園長は「自然の中で泥の匂いや感触を感じ五感を使う体験は子供たちにとってなによりの財産。楽しさの中に仕事をするんだという真剣さもある貴重な体験。このような機会を提供いただく地域の皆さんに感謝している」と話した。
収穫は10月を予定しており、同保育園でも五平餅にして味わう予定。

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