地元の農産物に触れて

JAグリーン長野
生産者の指導で袋掛けに挑戦する児童
生産者の指導で袋掛けに挑戦する児童

長野市川中島町の桃農家 北原成人さん(48)は、昭和小学校3学年3クラスの桃栽培体験を受け入れた。学校側の要請に応じたもの。5月16日には、1組児童が摘果作業を、6月1日・8日には3組・2組の児童が「袋掛け」に挑戦するとともに、農家に質問を寄せたり、畑の様子をスケッチしたりしながら、学びを深める。
このうち、1日は3組30人の児童が、北原さんのほ場を訪れた。児童は、北原さんから桃栽培に関する話を聞き、「川中島白桃」の袋掛け作業を体験。話の中では、北原さんが出す桃に関する「3択クイズ」にみんなで答えた。その後、袋掛けについて、袋の持ち方や落ちないかけ方を教わり、一人2枚ずつ、北原さんや担任のサポートを受けながら、手の届く高さの桃に丁寧に一重袋をかけた。児童からは「難しかったけど、もっとやりたい」「桃がいつ採れるのか聞いたりできて良かった」との感想が寄せられた。
質問時間では、「桃の木から実が採れるようになるまでにどれくらいかかるか」や「桃を全部つけるとどうなるか」、「桃は最初、緑色なのに、どうしてピンクになるか」など、多数の質問を寄せ、北原さんが丁寧に回答。子どもたちは回答を書きとめ、「勉強になった」「桃を全部買いたい」と笑顔を見せていた。北原さんは、「地域の子どもたちにまず地元の農産物に触れてもらい、知って興味を持ってもらいたい」と話した。

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