諏訪地域の菊愛好家でつくるJA信州諏訪健香会の会員4人は5月28日、諏訪市で開催された第54回高島城祭に出店し、大菊とドーム菊の苗を販売した。これから菊づくりに挑戦したい人や、既に楽しんでいる人に同会をPRした。
購入者には、基本的な水やりの仕方や肥料のやり方などをアドバイス。質問には一つひとつ丁寧に答え、会員募集を呼び掛けた。同会が同市で毎年開催している諏訪大社上社奉献菊花展をさらに盛り上げたい考えだ。
この日、販売した菊苗は、同菊花展で最高賞に当たる「競技花の部」の最優秀賞を7年連続で受賞している奥山幸茂会長(84)が育てたもの。大菊の苗111本とドーム菊の苗14本を用意。来場者が選びやすいように、菊苗には花と同じ色の札を付けた。会場では「何色にしようか」といった菊苗選びを楽しむ声が聞こえた。
奥山会長は「今日を機に、菊づくりを楽しむ人が一人でも多くなってくれれば嬉しい」と話した。