6月は牛乳月間 JA職員が牛乳“大量”消費レシピを試作

JA信州諏訪
試作した牛乳“大量”消費レシピの出来栄えを確認する職員
試作した牛乳“大量”消費レシピの出来栄えを確認する職員

JA信州諏訪管理部協同活動推進課は6月の牛乳月間にちなんで、牛乳“大量”消費レシピを試作した。牛乳をたくさん使って作る主食やおやつを提案し、消費拡大に貢献したい考え。今後、組合員向け講座、料理教室やJA公式ホームページで発信していく。
同課は2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で牛乳の消費が低迷したことをきっかけに、需要回復・生産者支援を目的に消費拡大に力を入れている。Jミルクが牛乳月間と定めた6月に合わせて、これまでは、全女性部員や機関誌「月刊JA's民」読者に「牛乳寒天の素(もと)」などの牛乳でつくるデザートをプレゼント。同部役員による牛乳大量消費レシピ考案・発信の協力などを行ってきた。
今年は感染法上の分類が5類に変更され、組合員向け講座や女性部活動、料理教室が再開したことから「多くの人に牛乳消費をPRできるレシピをつくり、広めたい」と、同課職員が企画した。
レシピは牛乳“大量”消費をテーマに3品作成。牛乳を使う量は、「牛乳で作る担々麺」(4人分)900ミリリットル、「カスタードクリームフルーツ和え」(6人分)800ミリリットル、「カオニューナイ」(6人分)500ミリリットル。
「牛乳で作る担々麺」はまろやかな味付けで、辛さが苦手な人でもおいしく食べられる一品。「カスタードクリームフルーツ和え」は食パンにはさんだり、ロールケーキに活用したりするのがおすすめ。「カオニューナイ」はもっちりと柔らかい食感、濃厚なミルク感で香ばしい味わいが特徴の中国発祥のおやつだ。
また持続可能な開発目標(SDGs)を意識した料理づくりとして、カスタードクリームフルーツ和え、カオニューナイで余った卵白の活用法「焼きメレンゲ」も試作した。
同課の矢島優香さんは「牛乳はそのまま飲んでももちろんおいしいが、料理に活用するとやさしい味わいになり、コクやうま味も感じられる。6月はぜひ牛乳月間を意識して食卓に取り入れてみてほしい」と呼びかけている。

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