JAみなみ信州青年部第一ブロック上郷班のメンバー4人は17日、飯田市飯沼の上郷なかよし保育園年少・年中・年長園児およそ100人と一緒に同園近くの圃場で夏野菜の定植作業を行った。同班が支援する同園での野菜作りは“コロナ禍でも子供たちがのびのびと活動できることを”と始めた取り組みで今年3年目。同JA上郷支所も同園での食育活動に協力し職員2人も園児の作業を見守った。
この日はミニトマトやきゅうり、なす、スイカの苗や種など10種類を植え付けた。園児らは班員が準備したマルチに穴を開け、真剣な顔つきでカップから苗をはずし植え付けた。班員らは「やさしくカップを外してしっかり土をかけるんだよ」などと声をかけながら園児の作業を見守った。植え付け後には水をたっぷりとあげ「おいしい野菜にな~れ」と声をかけながら作業を進めた。
同班の岡島崇雅さん(37)は「子供たちの一生懸命な姿には元気をもらえる。野菜を育てる楽しさを知って子供たちに野菜を好きになってほしい」と話し園児との交流を楽しんだ。
同園の早川大地園長は「自然や土に触れ、地域の方と交流しながら食を学ぶ食育活動を大切にしている。支えていただく地域の方々に感謝して、収穫を楽しみに子供たちとおいしい野菜をつくりたい」と話した。
同園では野菜の成長を観察しながら、収穫した野菜を給食で味わう予定。秋には冬の野菜の植え付けや収穫祭も予定している。