JA信州諏訪は5月、管内の小学5年生が稲作学習の一環で行う田植えを支援した。地元理事や職員が作業の進め方を指導し、児童は昔ながらの手植えを体験。秋の収穫まで成長を見守る。
岡谷市の岡谷田中小学校5年生68人と長地小学校5年生84人は、田んぼを2分割してうるち米ともち米を栽培。JAがゴールドスポンサーを務めるフットボールクラブ「松本山雅FC」の元選手や関係者が応援に駆け付けた。同クラブは毎年、JAの食農教育活動に参加・協力している。
児童は植え方の指導を受け、一列に並んで長靴や素足で水田へ。植え付けひもに沿って苗3~4本ずつ均等に定植した。1、2時間ほどで田んぼ全体に整然と苗が植わった。
22日、岡谷田中小学校の小島奈都乃さん(10)は「足が抜けなくなって大変だったけど上手に植えられた。たくさん収穫できればうれしい」と期待を込めた。
24日、長地小学校の濵芹奈さん(10)は「皆においしいと言ってもらえるお米に育ってほしい」と願った。
また、茅野市の金沢小学校5年生18人は5月19日、同校近くの田んぼで行った。同市の矢島喜久雄さんや地域住民の協力を受け、もち米を栽培する。
中村真子さん(11)は「苗を植えるのはとても楽しかった。おいしいお米になるよう頑張って育てたい」と話した。