親子青空教室開校 地元の農業に触れる

JA上伊那
田植えを楽しむ子どもたち
田植えを楽しむ子どもたち

JA上伊那美篶手良支所は5月20日、食農教育「親子青空教室」を開校した。信州型コミュニティスクール事業の一環として伊那市美篶地区の公民館や青少年育成会と協力して毎年開いている。今年は21組49人の親子が参加する。
同校は次世代を担う子どもたちに「作るよろこび」「共同する心」「命の大切さ」を養ってもらうことが目的。親子がさまざまな農業体験や収穫後の加工体験を通して、農業の面白さや大切さ、収穫の楽しさを学ぶ。
開校式でJAの春日保理事は「なぜマルチをするのかなど『なぜ?』と思うことを大切にしてほしい。わからないことは聞いたり、田畑にいる虫や植物と触れ合い、観察し、スマートフォンや図鑑を使って自分で調べたりするなど学習を深めてほしい」とあいさつした。
開校式後、田植えやラッカセイの種まきを行った。約6アールの水田へコシヒカリを手で田植え。参加した親子は「田んぼの中は歩きにくいけど、ぬるぬるしていて気持ちいい」などと話しながら昔ながらの田植えを楽しんだ。
同校は12月まで計7回を計画し、今回種を播いたラッカセイやサツマイモの植え付けや収穫、稲刈りやしめ飾りづくりなどを予定する。向山五輪男支所長は「今年は計画通りの実施が期待できる。楽しみに参加してもらいたい」と話した。

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