JA信州うえだ果樹部会は5月2日と8日、管内5会場でリンゴ高密植わい化栽培摘果現地検討会を開催した。
同部会は、高い収量性や品質の安定が見込め高度な栽培技術を必要としない高密植栽培を早期に拡大し生産基盤強化の一つとして普及活動を行っている。
今年3月中旬から下旬に、ふじと秋映を中心に過去最大の1万本超のフェザー苗を管内に植えた。このため今後の栽培管理について現地検討会を開催した。参加者は、今年から栽培に取り組む人や興味のある人、すでに取組を進めている人など70人が参加した。
高密植栽培のポイントは、定植1年目から3年目までの管理が重要。樹勢の確認や施肥時期・施肥量・着果管理・トレリスの重要性などもあわせて確認した。
参加者からは、「初めて高密植栽培に取り組むので今後の確認もしたかったため参加した」「基本的な事項が確認できたので自分の圃場でも実践し、良いリンゴにするためしっかりと管理していきたい。また、同じ高密植栽培の仲間が増え心強い」「ここ数年で、高密植栽培が地域で広がりを見せているなか、課題等もあるが、部会員同士情報交換しながら取り組んで行きたい」と語った。