JAグリーン長野は、長野農業農村支援センターと連携し、「野菜セミナー」を開講した。共選共販(市場出荷)をめざす生産者の確保・育成をめざした取り組みで、野菜に特化した初心者向け講習は初。JAの振興品目のうち、今年は「ピーマン」を取り上げ、生育に合わせて技術習得をめざす。2人が受講した。
長野市信更町のピーマンほ場で5月19日に第1回目の講座を開催。支援センター普及員とJA営農技術員、また、ピーマン栽培3年目の先輩生産者を講師に、定植作業をはじめ作業全般について学びを深めた。また、生産者にほ場協力を得て、実際に定植作業に挑戦。あいにくの雨天で、作業には向かない日だったが、講師から植え方のポイントを教わり、実際に作業を見て学びながら20本程度を植えた。来年からの出荷をめざすという受講生は「家庭用に作ってはいたが、実際に説明を聞けると、新しいことを知ることが出来てとても良かった」と話し、技術習得に意欲を燃やしていた。
今後は、定植した苗を見本に重要な管理作業時に講習会を開き、出荷量の確保拡大と、野菜の生産振興につなげる考えだ。