下伊那郡豊丘村のJAみなみ信州豊丘支所は4月29日、同支所管内の准組合員を対象としたミニ農業体験企画を開催し、親子連れ4組18人が参加した。
同企画は農業体験を通じてJAを身近に感じてもらうことを目的に計画。初の取り組みとなる今回はJAの事業をより知ってもらおうと組合員加入歴の浅い准組合員を募集対象とした。
参加者は集合場所の同支所で顔合わせを行い、徒歩で支所近くの同JA理事のいちごハウスへ移動。新鮮な地元産農産物を味わってもらいたいと、およそ40分間いちご狩りを楽しんだ。その後JA支所へ戻り、同支所営農課職員の説明でミニトマトの苗植えを行った。同JA職員のサポートを受けながら用意されたプランターへ培養土を入れ、親子で仲良く穴を掘りいっしょに苗を植えていった。子供たちの元気な声が飛び交う和やかな雰囲気の中、参加者全員がおよそ15分で作業を終えた。この日苗植えをしたプランターは、収穫までの過程を各家庭で楽しんでもらいたいと各自持ち帰った。
家族5人で参加した男性(33)は「自分で土をさわり苗を植え子供たちと楽しく作業ができた。いちごもおいしかったので今度直売所で買いたい」と笑顔で話した。
丸山恒夫理事は「コロナ禍でイベント等ができなかったが、参加者の楽しそうな姿が見られて良かった。今後も農業振興の応援団である准組合員にJA事業を知っていただき理解を深めてもらえるイベントを企画していきたい」と話した。