農業体験企画「ふれあい農園」スタート 開園29周年

JAあづみ
家族で苗を定植する参加者ら
家族で苗を定植する参加者ら

生産者と参加者が収穫の喜びと農業の楽しさ、苦労を分かち合う「ふれあい農園」が13日、開園し29周年を迎えた。同農園は、JAあづみ青壮年部や女性部、コープながのらが協力し、展開する。ほとんど農薬を使わず育てるのが特徴のひとつで、除草剤を使わない代わりに参加者全員で草取り作業を行うなど安全・安心な農産物作りにこだわっている。年間を通して30品目以上を育てる。
2023年度は県内各地から12家族、約30人が参加。安曇野市堀金烏川の約30アールの畑を活用し、11月まで隔週土曜日に活動する。
同日、畑でオリエンテーションを実施。同JA青壮年部の鶴見亮太部長は「ふれあい農園に参加することで野菜を育てて、収穫する楽しさや喜びを知っていただきたい」とあいさつした。
オリエンテーション後、参加者はズッキーニやサニーレタス、カボチャなど10品目ほどの苗を植え、大葉や二十日大根などの種を丁寧に撒いた。
同JA女性部の黒岩美知子部長は「みんな楽しそうに作業していた。土に触れ、自ら育てた野菜の美味しさを噛み締めてほしい」と話した。
また、夏秋いちご農家でもある同JA青壮年部員のハウスでいちご狩りを楽しんだ。
参加した家族は「農産物を育てて収穫する活動内容は子供にはいい経験になる。野菜作りを勉強し、家庭でも実践したい」と嬉しそうに話した。8月には、同園で取れた野菜を使ってバーベキューなどの交流会を行う予定だ。

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