准組合員向けお試し農業体験 育てて食べる農業の楽しみを知って

JAみなみ信州
家族でジャガイモの定植をする参加者
家族でジャガイモの定植をする参加者

JA阿南支所は4月29日、下伊那郡阿南町の同JAに隣接する圃場で准組合員向けお試し農業体験を開きジャガイモの定植作業を行った。准組合員にもJAを身近に感じてもらい農業に関心を持ってもらいたいと支所運営委員会が主催し、昨年に続き2年目の取り組み。保育園児から小学生の児童を含む4組12人が参加した。同支所運営委員、同JA役職員ら12人が参加し、この日のために圃場の準備を行ってきた。妻と5歳の息子と参加した遠山武さんは昨年に続き2回目の参加。「子供が昨年楽しかったから今年も参加したいというので参加した。自宅の庭に家庭菜園ができるスペースがあるので、今年こそは何かはじめたい」と話した。
この日は同JA役職員らがトラクターで圃場を耕しマルチを貼って参加者を迎えた。同JA営農部農産課の原田沙葉技術員が作業の進め方やジャガイモの品種ごとのおいしい食べ方などを伝え、作業がスタート。参加者はマルチに穴を開け土を掘り、種芋をひとつずつ植え丁寧に土をかぶせた。はじめての参加者もすぐに要領をつかみ次々と植え、1時間ほど作業を楽しんだ。
一緒に作業を行った佐々木誠理事は「私たちも皆さんと一緒に農作業に汗を流せてうれしい。植えて育てて食べる、農業の楽しさを体験をしてもらいたい。これをきっかけに家庭菜園を楽しんでもらい農業に興味を持ってもらいらい」と話した。
今後は参加者とJAが一緒に草取りなどジャガイモの管理を行い、7月に収穫を予定する。秋には女性部の協力で収穫したジャガイモを使ったカレーをつくるほか、同じ圃場でダイコンなど冬野菜の栽培も予定している。

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