生産部会連絡協議会開催 連携深め取り組む

JAながの
生産販売計画について説明するJA職員と確認する生産部会長ら
生産販売計画について説明するJA職員と確認する生産部会長ら

4月24日長野市のJAながの本所にて、管内各ブロックの生産部会長とJA役職員によるJAながの生産部会連絡協議会が開催され、令和4年度の事業報告と令和5年度の生産販売計画について報告された。
昨年は積雪による果樹の枝折れや棚の倒壊などの被害が発生した事や、豪雨・日照不足の影響により一部の果樹で肥大不良や野菜類の出荷量減少も見られたが、販売高が286億円となり中でも主力品種のブドウが過去最高の86億円となるなど果樹が大きく数字を伸ばした事を報告。また、10年先の農業振興を見据えた長期ビジョンの「産地計画」と「農業振興方針」を策定し広域専門技術員と各地区技術員の連携を密にし、営農指導に取り組んできた事や、リアルタイムな情報利用者へ向けた営農支援プラットフォーム「あい作」とホームページより防除暦を確認できるシステムの導入をして、利便性の向上に取り組んだ事などを確認した。
令和5年度については、主力の果樹をはじめとしたきのこ、野菜、米穀、花き、畜産の消費者ニーズを生産者と情報共有し販売時期を逃さないよう安定供給を図る事や、環境に配慮した資材の普及とJAながのオリジナル肥料の利用による生産コスト低減と合わせて、昨年以上の所得増大に結びつく営農指導の強化に取り組む方針が確認された。
営農部の小林芳則部長は「今年は既に凍霜害の影響が見られ、不安な生産者が大勢いる。JAとして生産者を守り、所得に結びつく指導と支援を続けていきたい。」と力強く話した。

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