4月30日、JAながの須高地区ではブドウやリンゴを栽培する就農5年以内の生産者を対象とした「ブドウ・リンゴ栽培入門講座」を初めて開催した。
各地域で栽培管理の講習会は行われているが、ここ数年で新規や後継ぎとして就農する農家も多く、普段はあまり質問できない栽培の基本について「初心者でも気軽に質問出来て分かりやすい講習会を開いてほしい」という生産者の要望に応え、開催。会場となった須坂市日滝のブドウの圃場には、予想を上回る約90人の参加者が集まり、その関心の高さが伺えた。
初回の講座では露地栽培のシャインマスカットの剪定から収穫までの栽培管理について、JAの須高営農センター塩崎博央副センター長が講師となって説明。専門用語の意味を解説しながら、今年の気候状況と作業の進め方についても丁寧に説明をした。
参加者は「普段の講習会では大先輩がたくさんいる中で、聞きにくい事もあるが初心者だけという安心感から質問もしやすくて良かった。また参加したい」と話し、生産者同士の新たな情報交換の場としても良いと好評であった。
JAでは今後も定期的に初心者向けの講習会の開催や情報共有の場を設けながら、品質と所得向上へ向けた取り組みをしていく考えだ。