JAあづみ管内の地域住民でつくるNPO法人「JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん」のグループの一つ「JAあづみ生き活(い)き塾菜の花プロジェクト安曇野」は4月29日、安曇野市豊科の安曇野スイスハイジの里西側にある菜の花畑で、「菜の花祭り」を開いた。
同プロジェクトが栽培する約15アールの菜の花畑に、メンバーやJA職員ら約30人が集まり、散策や合唱を楽しんだ。
参加者は、満開の菜の花畑で電子ピアノの演奏に合わせて「ふるさと」や「365日の紙飛行機」など計8曲を合唱した後、総務開発事業部総務課組織くみあい員センター奥村真梨さんの指導で畑の周辺約2キロを散策した。
同プロジェクトはJA管内の住民が会員登録し、生きがいづくりの一環として21年前から菜種やヒマワリを原料に食用油を作っている。安全で安心できる油を地元の子どもたちに食べてほしいと2004年からは毎年、管内の学校給食センターに贈っている。22年度は同JA管内の学校給食センター5施設に菜種油21本(1本=660ml)とヒマワリ油54本(1本=280ml)を寄贈した。
同プロジェクトの顧問の小林あや子(85)さんは「今年は思い通りに発芽し、多くの油が搾れそう。これから油作りを本格化させたい」と意気込んだ。