「ぬくもりの会」手作りのアクリルたわしをプレゼント 地域とのふれあい

JA上伊那
アクリルたわしを利用者に手渡す北原さん
アクリルたわしを利用者に手渡す北原さん

JA上伊那東部支所助け合いの会「ぬくもりの会」は4月25日から28日、同支所管内5会場で金融移動店舗「かみま~る号」の利用者に会員手作りのアクリルたわしをプレゼントした。
JAには高齢化社会に対応した安心して暮らせる地域づくりのために、相互に助け合うことを目的とする、同会を含む5つの助け合いの会がある。助け合いの会では老人保健施設の草取り作業や、地域の伝統行事である「まゆ玉」をデイサービスの利用者とつくるなど、地域とのふれあいを大事にしている。同会は今年、新たに仲間となった3人を合わせて15人で活動。伝統の味を伝えていこうと、おやきづくり講習会なども計画している。
4月25日、伊那市の旧JA上伊那美和支所では会員2人が利用者一人ひとりに声をかけながら手渡した。アクリルたわしのプレゼントは発足20周年を迎えた昨年にも実施。好評だったため今年は約80枚を用意した。洗剤を使わず汚れを落とすことができるためSDGsにもつながるアクリルたわしは会員が外の作業ができない冬場に自宅で制作した。利用者は「チラシを見てアクリルたわしをもらえるのを楽しみにしていた」「色や形がそれぞれ違ってかわいい」などと嬉しそうに受け取った。
同会の会員でJA年金友の会東部支部長でもある北原房子さんは「活動を知ってもらい、会員が増えれば自分たちのできる活動の幅も広がる。地域や仲間とのふれあいを大切にしながら、年金友の会などほかの組織とも連携をとり活動を盛り上げていきたい」と話した。

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