世代を超えて喜ばれる味 吉蔵ネギ定植始まる

JAあづみ
簡易定植機「ひっぱりくん」で苗を植える部員ら
簡易定植機「ひっぱりくん」で苗を植える部員ら

JAあづみ女性部穂高支部は21日、安曇野市穂高の畑約8アールに「吉蔵ネギ」の苗を約1万本定植した。部員ら約20人が10センチほどに育った苗を、簡易定植機「ひっぱりくん」で次々と植えていった。11月上旬に収穫する予定。
部員らの親睦を目的にネギ栽培を始め、20年目を迎えた。2022年は、好天に恵まれ太くて食べ応えのあるネギに育ち、過去最高収量に迫る約3トンを収穫した。「吉蔵ネギ」は70~80センチほどの長さで病気に強く、分けつが少ない太ネギ。柔らかく、甘くてシャキシャキした食感が特徴。ネギ鍋にすると食感が落ちることなく甘さが際立つという。
今後、部員が交代で有機肥料の散布や土寄せ、草取りなどの作業を行い、同JA穂高支所主催「秋の農産物販売会」での販売を目指し、管理作業を続けていく。
同支部ネギ部長の浅川寿美子さんは「辛みがほとんどなく世代を超えて喜ばれる味。異常気象など悩みの種は尽きないが、待ってくれているファンのために部員らで協力して作りたい」と意気込んだ。

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