ハウスシャインマスカット初出荷 仕上がり上々

JAながの
持ち込んだシャインマスカットを営農技術員と確認する太田さん(写真右)
持ち込んだシャインマスカットを営農技術員と確認する太田さん(写真右)

JAながのは4月23日、ハウス栽培のブドウ「シャインマスカット」を初出荷した。組合員の太田安雄さんは約200キロをJAながの須坂共選所へ持ち込んだ。今季須高地区からは2万6,000ケース(1ケース=5キロ)、JA全体では5万ケースの出荷が見込まれている。粒の大きさや房形、色などを共選所職員が細かく確認し、国内や県外で販売されるほか、東京や大阪の市場を経て海外へも輸出される。出荷のピークは6月中旬から7月下旬。
今年の1~2月は例年よりも降雪量が少なく暖かい日が多かった事で、ハウス内でも太陽光がしっかり当たり温度も保てた事で、順調に生育して品質にも期待が持てる。
JAでは品質や食味を揃えた出荷が出来るよう、営農技術員による栽培指導に力を入れている。またハウス栽培のブドウは、出荷前に営農技術員と生産者によって房形や粒数、糖度が基準値に達しているかなどを細かく確認し、出荷するよう対応している。消費者に安心で安全なブドウが届けられるようにするだけでなく、生産者の所得向上にも繋がるよう、品質管理の徹底に取り組んでいる。
太田さんは「昨年よりも良い仕上がりで、糖度も18度以上と美味しく食べていただける状態。多くの方に味わっていただきたい」と自信を覗かせた。JAながの営農部販売企画課の小林峻也担当は「ギフト需要が多く、毎年消費者からも好評で期待も大きい。生産者の方々が丹精込めて作ったブドウを全国の方に届けたい」と話す。

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