水稲播種プラント 生産者の労働力軽減、生産コスト削減につなげる

JA信州諏訪
役割分担を行い、順調に進めた水稲播種プラント作業
役割分担を行い、順調に進めた水稲播種プラント作業

JA信州諏訪の水稲種まき受託作業「水稲播種プラント」が4月上旬、始まった。JA職員・アルバイト従業員が、播種機と人力を駆使して作業にあたっている。生産者の労働力軽減、生産コストの削減につなげる考えだ。
茅野市のJA茅野市営農センター南部センターでは、6~21日で、「あきたこまち」「コシヒカリ」など7品種、育苗箱で約6万分を用意し、順次生産者に引き渡す。14日は、JA茅野市営農センターの職員とアルバイト従業員10人で作業。播種機へ苗箱のセッティング、種もみの補充、播種済みの苗箱を運ぶなどそれぞれ担当に分かれて進めた。
同センター生産係の近藤将司さんは「皆で協力し、スムーズな作業を行うことができている。生産者の皆様に収量を確保いただけるよう、健苗の供給に努めたい」と話している。
JAは今後、水稲苗の発芽に向け、種まきをし終えた育苗箱をハウス内に移動させ、温度と水管理する「伏せ込み」作業を行う。管内の田植えは5月19日頃に最盛期を迎える予定。

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