2年生が1年生にチューリップをプレゼント 子どもたちの“花育リレー”へ第1歩

JA信州諏訪
2年生から贈られたチューリップを見入る1年生
2年生から贈られたチューリップを見入る1年生

茅野市立泉野小学校2年生13人は4月12日、1年生10人に入学祝いのチューリップを贈った。JA信州諏訪茅野南部支所支援のもと、2022年11月に球根を植えて育ててきたもの。1人1個ずつプランターを手渡し、開花を喜び合った。
支所花育活動の一環として、2021年度から実施。初年度はコロナ禍のため、職員が準備して贈った。2022年度は感染状況が落ち着いたため、当初の企画通り児童が携わった。自身の名前シールを貼ったプランターに3個ずつ球根を植えて教室前の中庭に置き、成長を見守ってきた。
入学式当日の4月7日に満開となり、新1年生を迎え入れた。受け渡し式のこの日、2年生は「入学おめでとうございます。大事に育てたので、大切にしてください」と声を揃えて伝え、1年生は「ありがとうございます」と元気に受け取った。今後は、1年生の名前シールも貼って、育てていくとのこと。
1年生の男の子(6)は「チューリップをもらえてうれしい。どの色もきれい」と見入っていた。
教諭によると「1年生のために、と2年生が頑張って世話をしてくれていた」という。白鳥誠茅野地区統括所長は「2年生のようすを聴いてとてもうれしく思う。上級生から下級生に花育が受け継がれていくよう、これからも支援を続けたい」と話している。

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