JA上伊那果樹部会ブルーベリー専門部は4月13日と20日、ブルーベリー接ぎ木講習会を開いた。優良系統品種への更新が目的。13日、南箕輪村の圃場で開かれた講習会には生産者15人が参加し、同JAの担当指導員が説明した。
ブルーベリーは別の品種の木でも接ぎ木更新を行うことで、更新した品種が育つ。現在、早生品種で大玉な品種が市場から好まれているため、同JAは品質の良い早生品種「デューク」をメインに接ぎ木更新を勧めている。
講習会では現在の生育状況を確認したほか、接ぎ木の手順について担当指導員が実演した。また、ブルーベリーは無防除による栽培も可能だが、昨年や今年の病害虫の発生状況に応じて指定された薬剤を使用した防除を呼びかけた。
他にも参加した生産者からは「凍霜害対策にはどの薬剤を散布したら良いか」や「散布するにあたっての詳しいタイミングはいつか」など凍霜害を心配する意見が出され、JAの担当指導員が指導した。