組合長が修了生を激励訪問 南信州担い手就農研修制度

JAみなみ信州
寺沢組合長(左)に現状や課題を話す安田さん(中央)
寺沢組合長(左)に現状や課題を話す安田さん(中央)

JAみなみ信州の寺沢寿男組合長は3月30日、「南信州担い手就農研修制度」の研修を得て独立就農した修了生を訪問し現状や課題を聞き激励した。同研修制度を行う南信州・担い手就農プロデュースでも定期的に修了生を巡回し継続的に支援している。今回は修了生の生の声が聞きたいと寺沢組合長が第1~4期生の16人を訪問した。
寺沢組合長はこの日豊丘村に就農した4人を訪問し自宅や圃場などを見学。研修制度の成果や課題、就農後の課題やJAへの要望などについて懇談した。この日訪問した第2期生で就農3年目の安田徳治さんは豊丘村で就農。現在は研修で学んだ夏秋きゅうりと市田柿を栽培し、将来的には桃とぶどう栽培をしたいと幼木を植え自分の目指す農業を進めている。現在は鳥獣害被害など課題もあるものの農業生活は順調にすすんでいるという。安田さんは「就農してからどこに相談したらいいか悩むようなこともあるが、就農後もJAとの繋がりが心強い。今日も直接要望を伝えられてよかった」と話した。
 訪問した寺沢組合長は「研修ではかなり高度な技術やノウハウを学んでもらっているが、実際就農してみると思わぬ課題や壁にぶつかると思う。皆さんの熱意でなんとか乗り越えてもらいたい。JAも地域で頑張る担い手に目を向け支援を続け、地域農業を盛り上げるために一緒に頑張っていきたい」と話した。
 同制度は2年間の研修期間を経て南信州での就農を目指し、同JAで推奨する夏秋きゅうりと市田柿の複合経営を学ぶ。現在は第1~4期生16人が就農し、第5期生・6期生13人が研修で学んでいる。寺澤組合長4月中に全修了生を訪問し話を聞く予定。

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