優良種子生産へ 部会挙げた取り組み確認

JAグリーン長野
部会へ意思結集を求める吉澤部会長
部会へ意思結集を求める吉澤部会長

JAグリーン長野水稲採種部会は4月11日、長野市信更町の信田支所で定期総会を開いた。部会役員とJA役職員など20人が出席。JA全農長野、長野農業農村支援センターを来賓に招き、「2023年産水稲種子栽培に向けて」をテーマに優良種子の条件や優良種子生産に向けた作業のポイントを改めて確認。議事では、2023年度の部会事業方針を含む3議案を審議・承認した。
部会における2022年度生産は、生育初期の気温差により苗間の伸長にムラが発生したほか、田植後の低温で初期分決が遅れるなど、気象に左右されたが、その後の気温上昇により平年並みの生育となった。部会生産者が異形の抜き取りなど尽力したことから、一定の品質を確保でき、数量は253トン(計画比105%)となった。2023年度も優良種子生産に向けた全部会員対象の苗間巡回、ほ場審査などに部会を挙げて取り組んでいくことを承認。吉澤勇部会長は「秋には実り豊かな収穫を迎えられるようにしたい」と意欲を見せ、部会活動への協力を求めた。
部会では、3月に種子消毒指導会を行い、4月に播種と、2023年度の生産がスタートしている。県内有数の「種もみ産地」として、部会員・JAを挙げて優良種子生産に取り組んでいく考え。

MENU