鮮やかな“カラー”で彩りを カラー出荷開始

JAながの
カラーを収穫する竹澤さん
カラーを収穫する竹澤さん

JAながの管内でカラーの出荷が始まった。カラーは定番の白色や黄色、紫など様々な色があり、主に結婚式での花嫁のブーケや会場装飾として使われる。また、最近ではフラワーアレンジの花としても人気を集めている。
生産者の竹澤清さんは3年前に球根を1000球購入し、ハウスでカラーの栽培を開始した。色は鮮やかな濃いピンク色。栽培には施設が必要だが、週に1~2度の水やりで栽培管理に手間がかからず体への負担も少ない。また市場から人気があり価格も安定しているので、取り組みやすい品目だ。現在、ハウスでのカラー栽培は千曲市の生産者6名のみが取り組んでいて、年間13万本の出荷を予定している。「他品種も栽培している事や年齢的な事で家族からの心配もあり、なかなか難しいがもう少し栽培面積を増やしていきたいと思っている。若い世代や農業を始めたばかりでも、技術員の指導で無理なく取り組める花きはもっと担い手が増えてくれたら。」と竹澤さんは話す。
カラーは市場からの要望が大きい点や、競合産地が少なく手取り向上が見込める点を、営農技術員らが生産者に声をかけた事で、管内では広まりつつある。
今後もJAでは花きの生産振興と手取り向上に向けて、品目選定などの講習会や花き栽培セミナーを開催し、普及に取り組む。

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