JAグリーン長野は4月8日、長野市篠ノ井のJA営農センターで「グリーン農業講座」を開講した。新たな担い手の発掘・育成に向けた講座で、今年は24人が受講。JA振興品目の技術指導をはじめ、土づくり、農業機械の使用法など、農業にかかわる知識・技術を、JA営農技術員らが1年に渡って指導する。
初回は受講生23人が出席。オリエンテーションを行ったのち、さっそく「野菜・花き」、「果樹」「水稲」について、担当の3人営農技術員が、JAが振興する品目・品種の紹介、春の栽培管理などを説明。野菜・花き営農技術員は、「コギク」「ユーカリ」や「ピーマン」など、初心者も比較的取り組みやすく、定年帰農者も軽量で扱いやすいことなども推進理由の一つに、栽培を提案した。受講生の一人は「果樹栽培を組み始めたが、農業の知識に乏しいので参加した。野菜や花なども組み合わせてやっていければ良い」と話した。
オリエンテーションで挨拶した石坂裕一営農販売部次長は「浅く広くはなるが、これを取っ掛かりに販売や生産部会への加入につなげていただければありがたい」と話し、激励した。講座は全10回を予定する。