キュウリ 新鮮さ強みに出荷へ

JAグリーン長野
出荷されたキュウリを見本に規格を確認する生産者
出荷されたキュウリを見本に規格を確認する生産者

JAグリーン長野野菜部会施設果菜専門部で4月中旬、「キュウリ」の出荷が本格化した。今年は2月の低温により遅れ気味だった生育が、3月の気温の上昇により平年並みに戻り、3月21日から出荷開始。昨年よりも1日早い。
部員の出荷本格化にあわせて4月10日、長野市松代町のJA道島集荷所で出荷目揃会を開催し11人が出席。JA営農販売部販売課担当が出荷状況と今後の方針、出荷規格を説明。また、JA全農長野担当を招いて市場や競合産地の情勢を聞いた。JA販売担当によると、現状は地元市場メインに販売し、競合産地の出荷量も少ないことから高値安定単価で販売がスタート。今後競合産地の出荷も増えることから、市場流通に加え、A・コープ店舗への直接取引など市場外流通にも取り組み、販売単価の維持・向上につなげていく方針を示した。花見敏史専門部長は「20日位進んだような気候で、管理に気を遣う状況。資材価格が高騰し、これからが正念場。補填できるような販売単価を目指したい」と話した。
JAでは、40,000ケースの出荷を計画。「新鮮さ」を強みに、地元市場を中心に、近県市場への出荷を予定している。

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