JA信州諏訪直売所専門委員会は3月28日、諏訪市の本所で通常総会を開いた。委員・JA役職員26人が出席。2022年度事業報告などを協議し、承認した。2023年度委員長は佐藤孝春さん(56)を再任した。
同委員会は22年度、928人(うち68人が新加入)が会員として所属。管内のA・コープ店内直売所コーナー4店舗、夢マーケット系列店舗4店舗に農産物や加工品、手芸品などを出品した。部会員の積極的な作付けと的確な防除作業、利用客の需要に沿った出品などの取組みにより、販売実績は6億4,005万円(前年対比103.7%)と好調だった。
佐藤委員長は「生産資材費や燃料費が高騰しているなか、前年を上回る販売実績を収めることができた。熱心に出品をしてくれた会員一人ひとり、また商品の管理を徹底してくれた店舗担当者のおかげです」と感謝を伝えた。
JAの小松八郎組合長は「A・コープ店内生産者直売コーナー、夢マーケットは消費者から好評。日々栽培管理に励まれる皆さんに敬意を表します。更なる店舗充実に向けJAも支援していくので、これからも安全・安心な農産物を出品してほしい」と呼びかけた。
23年度は「A・コープ直売部会」と、夢マーケット4部会を再編した新部会「夢マーケット直売部会」の2部会での新体制初年度。農家所得の向上につなげ、「新鮮で高品質な地元農産物直売所」として消費者ニーズに応えていく。地産地消・食農教育の推進、新規部会員加入促進などにも積極的に取組む。