JA松本ハイランド花き部会共選部アルストロメリア専門部は3月25日、松本市の同JA花きセンターでアルストロメリア目揃会を開いた。生産者8人が参加し、出荷の最盛期にむけて規格を統一するとともに、荷造り上の注意事項等を確認した。
目揃会では、JA全農長野の担当者が県内の販売情勢を確認。アルストロメリアは花もちがいいことから幅広い需要があり、昨年の販売は堅調に推移したことを説明した。また、同JAの営農指導員からは荷造り方法について、曲がったものや折れたものの混入に気を付け、選別基準に添った適切な出荷を伝えた。
同部会長の西村茂夫さんは「各市場から松本ハイランド産の花きを求める声がとても大きい。どこに出しても恥ずかしくない高品質な出荷をお願いしたい」と呼びかけた。
同JAでは来年4月にかけて、夏作とあわせ2万5,000ケース(1ケース40本)を東京、名古屋、大阪などの市場に出荷し、販売額6,000万円を計画。アルストロメリアは、1つの株から60本~70本ほどの花を収穫し、4年間同じ株を使うことができるなど省力化が期待できることから、近年新規生産者が増えている。生産販売検討会で市場関係者と意見交換するなかで、高品質な国内産を求める消費者のニーズに的確に応えられるよう、個別にほ場巡回を行い指導していく予定だ。