4人が新規就農 南信州担い手就農研修制度第4期生修了式

JAみなみ信州
修了証を受け取る研修生
修了証を受け取る研修生

JAみなみ信州と14市町村で行う南信州・担い手就農プロデュースは23日、飯田市鼎の同JA本所で同プロデュースが行う担い手育成の取り組み「南信州担い手就農研修制度」の第4期生研修修了式を行った。研修修了生4人、長野県南信州農業農村支援センター、各市町村担当者、㈱市田柿本舗ぷらう、同JA役職員ら33人が参加した。修了生は2年間の研修を終え、この春からそれぞれの地域で新規就農する。
修了式は寺沢寿男組合長がひとりひとりに修了証を授与した。代表して決意表明した栗山淳さんは「研修期間中は多くの方から指導や助言をいただき農業経営に必要な知識や技術を学ぶことができた。研修で学んだことを活かし、地域農業の担い手として貢献できるよう常に基本に立ち返りながら農業経営に励んでいきます」と決意を述べた。
同JAの寺沢寿男組合長は「この2年間で得た技術や知識はかなり高いもの。自信を持ってがんばってほしい。皆さんが一日も早く安定した農業経営ができるようJAや行政も引き続きしっかりとサポートしていく。常に少し上の目標を持ちながら挑戦し地域で活躍してほしい」と激励した。
記念品には“自らの手で道を切り開いてほしい”との願いからスコップが贈られ、修了生は「さっそく今日から使わせてもらう」と意気込んだ。
同研修制度は同JAが推奨する夏秋きゅうりと市田柿の複合栽培研修を行っており、第3期生までの12人がすでに就農している。研修2年目の第5期生6人に令和5年度は第6期生7名が加わる予定。

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