JAグリーン長野特産果実(ナシ・アンズ・プルーン等)生産販売高が計画比110%(前年比120%)を達成したことが3月24日、特産果樹部会の総会で確認された。大きな自然災害がなく、数量が確保できた。このうち「ナシ」は、規格外品のオープン箱販売を始めたことにより、手取りの確保・向上、また、品評会を行うことによる生産者の品質へのこだわり・生産意欲の向上につなげ、数量計画比は115.5%、販売金額は計画比105.6%と数字を伸ばした。しかし、全体として高齢化による生産数量の減少が続き、生産量の維持へ新規参入や各生産者の生産量維持・拡大が課題となる。
同部会定期総会では、専門部(梨、アンズ・ウメ・オウトウ、プルーン)それぞれの部会活動を振り返るとともに、2023年度の活動計画を審議。22年度は部会振興品種を導入した部員に苗木助成を行い、23年度も継続することによって、生産量の維持・拡大につなげる考えを承認した。宮澤政幸専門部長は「部会員の意見も聞きながら、部会長として自分のカラーを出して取り組んでいきたい」と意気込んだ。安藤猛常務は、生産維持・拡大へ支援をすすめていくことを約束した。