都市農村交流先進地視察、長野県JA大北で10年ぶりの開催、JA都市農村交流全国協議会

JA大北
「凍りもち」を使った食づくりを学ぶ参加者
「凍りもち」を使った食づくりを学ぶ参加者

JA都市農村交流全国協議会は、3月24日に都市農村交流事業の先進地である長野県のJA大北で都市農村交流活動先進地視察・研修会を開催した。JA都市農村交流全国協議会が同研修会を開催するのは実に10年ぶりになる。
JA大北が同事業への取り組みを実践、または模索する岩手県や群馬県、千葉県のJA関係者など10人がJA大北の都市農村交流の受け入れの経過、体制等についての取り組みを学んだほか、信州の冬の郷土食「凍りもち」を使った「ゴマ餅作り体験」や都市農村交流の受け入れに協力いただいている2名の方をパネリストとして迎え、都市農村交流の受け入れにあたっての想いやエピソード等を聞いた。
JAグループでは、持続可能な地域・組織・事業基盤の確立を目指し、連携強化による地域活性化を図っている。JA大北は、都市農村交流の受け入れを全国に先駆けて、昭和46年より開始し県外の子どもたちをターゲットに宿泊を伴うスタイルで、常に来訪者の求めるニーズを的確に掴んで事業展開を行っている。県外の子どもたちの受け入れにあたっては、外部のインストラクターに頼らず、地元農家・受け入れ民宿が率先的に行っている。
JA都市農村交流全国協議会の事務局であるJA全中の立川調査役は「JAが地域住民と連携して交流の受け入れを行う取り組みは、JAにとって新しい関係人口を創出する良い機会になるとともに、地域住民とJAとの結びつきをより強くする取り組みである。」と期待を寄せる。

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