独自緊急支援 堆肥3割引で販売

JA信州うえだ
堆肥を積載するスタッフ
堆肥を積載するスタッフ

JA信州うえだは、生産資材等価格高騰に対する農業者緊急独自支援として3月1日から管内産の堆肥を3割引の特別割引販売を開始した。
今回の独自支援は、管内で生産された堆肥の活用を促進することで農業生産コストの低減を目指すとともに農産物と畜産両方の生産力と持続力の向上を目指す。この取り組みにより農家は堆肥購入に対する費用が抑えられるほか化学肥料使用(施肥)の低減が期待されている。また、管内産原料で堆肥が作られているため耕畜連携による資源循環型農業の拡大も期待されている。
こうした耕畜連携の取り組みは、循環型農業の確立・化学肥料使用の低減といった、国が目指す「みどりの食料システム戦略」の目標実現にもつながる。
購入者からは、「値上げのニュースばかりだが、堆肥が3割引の価格で買えるのは嬉しい。お得感があるため、去年よりたくさん買った」と話した。
同JA営農経済部営農企画課小松俊明次長は、「管内の畜産を利用した堆肥を利用していただくことで、農業者の生産コスト軽減、堆肥輸送によるCO2の軽減、資源循環農業の実現などを通し地域の皆さんへ貢献できればうれしい」と話した。

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