JAながのは千曲市森地区で観測しているアンズの基準木で、3月22日に開花を宣言、翌日23日には7～8分咲きとなり満開間近となっている。基準木の品種は早生種の「平和」で、昨年と比べ10日早く、平年よりも6日早い開花となり過去3番目の早さだ。
近年は春先に凍霜害被害が出ていて、大きな被害のあった一昨年に気温や開花等の状況が似ているため、JAのあんず部会ではチラシを配布し、燃焼資材や防霜資材の利用を呼び掛けている。
アグリサポート八幡の堀内雄仁技術員は「昨年よりも開花が早い事で、凍霜害のリスクが高まっているため早めの対策を、地域全体で取り組みたい」とし「花芽が充実しているので、数量確保に努めたい」と意気込みを話した。
3月末にかけて開花ピークとなり、6月中旬から収穫期を迎える見込みだ。