あんず産地講演会 高品質なあんずに需要高まる

JAながの
あいさつをするちくまハーコット推進協議会副会長のJAながのちくまあんず部会清水秀幸部会長
あいさつをするちくまハーコット推進協議会副会長のJAながのちくまあんず部会清水秀幸部会長

JAながの、千曲市、アンズ生産者でつくる「ちくまハーコット推進協議会」は3月9日、信州の幸あんずホールで、首都圏の果物専門店「新宿高野」や市場担当者を講師に招きマーケットの現状や、首都圏での販売情勢についての「あんず産地講演会」を初めて開催。生産者や関係者ら60人と意見交換を行った。
講演で新宿高野の担当者は、近年消費者のニーズとして“高くてもそのまま食べられる美味しいもの”が喜ばれる傾向にあり生食用あんずは年々需要が高まっている。ブランド戦略をしていく為には明確な基準(産地・品種・規格)をクリアしていくことが重要であると呼びかけたほか、ハーコットの認知度を高められるような試食販売(セールストーク)やライブで状況を発信していくのも良いのではと提案があった。
市場からは、ジャムなどの加工品の需要も高く、加工向け品種の生産振興もお願いしたいと要望が出された。
千曲市特産の生食用あんず「ハーコット」や、その中から一定の品質基準をクリアしたプレミアムブランド「杏月(きょうづき)」が全国、特に首都圏での需要が高まっていることから、市場の生の声を聞き連携した取り組みを今後も強化させていく考えだ。

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