「信州諏訪産つきあかり」新発売/オリジナルのパッケージデザインに思い込める

JA信州諏訪
新発売の「信州諏訪産つきあかり」を手にする小松組合長(左)
新発売の「信州諏訪産つきあかり」を手にする小松組合長(左)

JA信州諏訪と子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」は3月1日から、2022年産1等米「信州諏訪産つきあかり」を新発売する。小松八郎組合長が商品の躍進への願いを込めて銘柄を手書きしたパッケージを使用。10キロ入り(税込3900円)、5キロ入り(同2030円)計2000袋を用意し、管内A・コープ店、生活店舗で販売。順次追加生産し、年間通して多くの人に味わってもらう。
「つきあかり」は2016年、農研機構中央農業研究センターが開発した。JA営農部は従来品種「ひとめぼれ」と比べ、(1)いもち病への耐病性が高い(2)早生で良食味、多収が見込める(3)販売価格が期待できる――ことから、同品種の代替として管内の標高800メートル以下の地域で、2022年度から本格的に導入した。
同年度は、水稲生産者146戸が計61ヘクタールを栽培。充分な収穫量を確保できたことから、23年産米から商品化という当初の予定を前倒し、この度販売することになった。
パッケージのデザインは、同社営業課の熊谷洋課長が「オリジナリティと話題性がある商品にしたい」との考えで企画。1月初旬、小松組合長が毛筆を使い、力強く、堂々とした筆の運びで書き上げた。
2月21日から同社のパールライスセンターで精米、袋詰め作業を行っている。
小松組合長は「つきあかりは一粒一粒が大きく、食味がよいのが特徴。自信を持っておすすめできる。生産者が丹精込めて栽培したコメなので、多くの皆様に食べていただきたい」と呼びかけている。
熊谷課長は「今後も組合員・地域の皆様の期待に応えられるようなオリジナル商品の企画・販売に力を入れていく」と決意を新たにした。
管内では「あきたこまち」「コシヒカリ」などの生産も盛んに行っている。パッケージを手掛けて商品化するのは1995年発売の「信州諏訪産ひとめぼれ」に続き2回目。

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