「あい作」操作説明会/活用拡大でさらなる栽培の高度化、効率化を

JA上伊那
スマートフォンから操作を確認する出席者
スマートフォンから操作を確認する出席者

JA上伊那は2月24日、伊那市狐島のJA本所でアスパラガスの生産者を対象にした「あい作」の操作説明会を開いた。すでに昨年から活用している生産者や今年から新しく活用する生産者、JA職員など24人が出席。「あい作」のサービス概要を聞き、実際にスマーフォンを操作してメッセージの確認方法や栽培情報の記録方法などを学んだ。
同JAでは野菜部会や果樹部会を中心に昨年から「あい作」を活用している。「あい作」はJAと組合員の双方から利用できるクラウドサービスで、栽培計画や栽培記録、連絡、相談をスマホやタブレット、パソコンから利用でき、産地の営農活動の高度化、効率化が期待されている。
説明会当日は開発元の担当者が、アプリのインストールから作業や施肥、防除記録の入力方法を中心に説明。出席者は自らのスマホで説明に沿って手順を確認した。
また、JA全農長野からは収量・品質向上を目的とした、圃場ごとの処方箋を作成するシステムの開発計画について説明がされた。
全体を通して出席者からは「生産者の工夫や急を要する情報などを『あい作』を使って共有できないか」や「自分の出荷物の品質などの情報を『あい作』でスピーディーに報告をもらえないか」などを質問。
JA営農経済部の小出順誠野菜係長は「緊急性のある内容はメッセージ機能を使えばより早く対処でき情報共有が可能となる。今後も使いやすくなるよう都度バージョンアップしていくので気軽に言ってほしい」と話した。

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