りんご高密植栽培剪定講習会/品種ごとの剪定方法を見て学ぶ

JA上伊那
職員が剪定するのを見ながら確認する生産者
職員が剪定するのを見ながら確認する生産者

JA上伊那営農経済部は2月8日から14日にかけて管内6圃場で、りんご高密植栽培剪定講習会を開いた。JA担当職員が実際に剪定しながら手順や品種ごと異なる留意点について説明した。
14日、南箕輪村の園地で行われた講習会には生産者18人が出席。太い側枝を優先的に切除することや、樹勢や品種に応じて側枝先端の先刈りや切り詰めを行うことなど剪定作業のポイントを説明した。参加した生産者はふじとシナノリップの剪定作業を実際に見ながら「この場合はどれを落とせばいいのか」などと具体的に聞きながら知識を深めた。
同JAの担当職員は「剪定作業は日当たりを良くし、農薬がムラなくかかるためには重要な作業。不要な枝はしっかり落としてほしい」と呼びかけた。
管内では北部地区を中心に凍害による主幹部の裂傷が確認されている。今年は1月上中旬の気温が平年よりも高く吸水が盛んとなったが、その後の大寒波で幹内の水分が凍ってしまったことが原因と考えられる。裂傷の影響で樹勢が弱まる可能性があり経過観察や、今後の発生に注意するよう促した。

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