みらい塾から20人が巣立つ ゴールへの歩みをすすめて

JA松本ハイランド
田中学長(左)から修了証を受け取る辻本さん
田中学長(左)から修了証を受け取る辻本さん

JA松本ハイランドは、組合員を対象にJA運動のリーダー育成を目的に設置する「協同活動みらい塾」の卒塾記念講座と卒塾式を2月17日、松本市のJAグリンパルで開いた。第8期生20人が卒塾。田中均学長(同JA組合長)から修了証を受け取り、1年間を振り返る1分間スピーチを1人ずつ行った。
田中学長は「うさぎとかめ」の童話を例に出しつつ、「目標とするゴールを何と捉えるのか。目的を見極めてコツコツと歩みを進めることが大切。JAは組合員のゴールへの歩みを協同活動を通してサポートしていく。みらい塾の卒塾をゴールへの第1歩ととらえ、塾生やOB、地域の仲間とともに皆さんのゴールに向かって歩みをすすめてもらいたい」と呼びかけ、卒塾生の辻本淳也さんは「最初、自分が塾に参加した時はなぜ来ているのか、何を学んだらいいのか分からず疑問だった。協同や地域貢献というアイデアもあまり持っていなかったが、これまで聞き逃していた声を大切に活動していこうと塾を通して思えた。みらい塾は、あらたな関係を作れた場所」と1年間を振り返った。
第8期生は4月に入塾以来、全10回の講座を実施。さまざまな業種で活躍している人たちを講師に招き、地域の魅力や課題の再発見や地域活性化などについてグループワークを通して意見交換を行ってきた。卒塾後は「はちさんまる会」という同期会を立ち上げ、塾で広がったネットワークを有効に活用しさらに交流を深め、地域の仲間づくりを進めていく。

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