協同の力を発揮 急ピッチで大雪被害施設の復旧作業

JAみなみ信州
声を掛け合い協力する解体作業(撮影地;長野県豊丘村)
声を掛け合い協力する解体作業(撮影地;長野県豊丘村)

2月10日の大雪により被害にあった圃場の復旧に向け協同の力が発揮されている。豊丘村の滝川永人さん(73)のアスパラハウスでは20日、アスパラ生産の仲間7名やJAみなみ信州職員5名、豊丘村職員2名が参加し、積雪により大きくつぶれたパイプハウスの撤去作業を行った。滝川さんは「18年アスパラづくりをしてきたが、初めてのこと。ショックを受けたが、多くの皆さんに助けてもらいありがたい。皆さんが気にかけてもらえるので、なんとか前向きに進められる。」と感謝した。同JA豊丘支所の原田幸浩営農課長は「被害に遭われた方の気持ちや苦労を考えるといたたまれない。部会の方にもお手伝いのお願いしたところ多くの方が参加してくれ、改めて協同の大切さを感じた。営農活動に一刻も早く戻ってもらえるよう、これからもできることを支援していきたい」と話した。
同JA管内では17日現在、118棟のパイプハウスなどに被害の報告があり総被害額3,150万円という。同JAでは生産者と再建希望の確認をとりながら解体作業についても希望を取り応援していく予定。
滝川さんは「夫婦で解体作業を始めたがビニール剥ぎだけでも落ち込みそうになった。皆さんの明るい表情に勇気ももらえ、これからまた頑張っていかなくては。春の収穫に向けての作業には間に合わせたい」と笑顔を見せた。

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