販売高5億円を目指して高品質な産地作りを

JAみなみ信州
大勢の関係者が参加したJAぶどう推進大会
大勢の関係者が参加したJAぶどう推進大会

JAみなみ信州と同JAぶどう部会(古田典明部会長)は13日、飯田市鼎のJA本所で、2022年度のぶどう推進大会を開いた。5会場をWebでつなぎ部会員やJA、全農、長野県、市場担当らおよそ120人が参加した。本年度同JAのぶどうは販売実績3億88百万円(前年比142%)、取扱数量36,400ケース(前年比126%)と価格、量ともに過去最高を記録し、部会目標としてきた5億円も見えてきた。目標販売高を達成できるよう、生産者、JA、関係部門全体で安定した良質生産を目指し産地力向上への更なる取り組みを確認した。
同部会の産地づくり推進方針では生産量が増えるシャインマスカット、ナガノパープルを重点振興品種、ピオーネ、巨峰を基幹品種、長果G11(クイーンルージュ)を補助品種などと位置づけ、(1)新規栽培者向け説明会の定期開催などによる生産者、栽培面積の拡大(2)有利販売を目的に出荷時期の前進化を図る施設化の推進(3)出荷しやすい荷造り規格による集荷対策の強化(4)シャインマスカット・ナガノパープルの特別出荷規格「輝房」のブランド確立へ向けた栽培技術確立を主な取り組みとし、高品質なぶどう生産拡大を目指す。
同部会の古田部会長は「生産者も年々増えまたクイーンルージュが加わったことで生産する品種も増えた。生産レベルの底上げにより出荷規格を揃え、選ばれる産地づくりに部会全体で取り組んでいきたい」とあいさつした。
同JAの寺沢寿男組合長は「3億円を突破しJAの中でも大きな品目として期待が高まる。消費動向は高くても良いものとなるべく安いものの二極化が強くなってきているように感じる。部会の皆さんには品質にしっかりこだわってもらい、JAはその品質にあった価格になるよう頑張らさせていただきたい。将来を見据え部会とJA一丸となってさらなる向上を目指していきましょう」とあいさつした。

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