品質にこだわり県下一の高品質を目指す

JAみなみ信州
シャインマスカットの部最優秀賞を受賞した安藤則雄さん
シャインマスカットの部最優秀賞を受賞した安藤則雄さん

JAみなみ信州と同JAぶどう部会(古田典明部会長)は13日、飯田市鼎の同JA本所で、ぶどう推進大会に併せ第5回ぶどうコンクール表彰式を行った。生産者が増加するなか、部会全体の栽培技術向上を目的に指標となるぶどう栽培の確立を目指し、JA独自で主力品種のナガノパープル、シャインマスカットのコンクールを行っており6年目の取り組み。ナガノパープルは8月26日、シャインマスカットは9月21日にそれぞれ審査し、「ナガノパープルの部」で最優秀賞1点優秀賞1点、「シャインマスカットの部」で最優秀賞1点優秀賞2点を選出した。
「シャインマスカットの部」で昨年に引き続き最優秀賞に選ばれた高森町の安藤則雄さんは今年度、圃場全体で同JA最高品質規格“輝房(きぼう)”の出荷に向け栽培管理に取り組んだ。安藤さんは「3年目となった輝房出荷に向けた栽培管理では、多くの作業の積み重ねにより多くの房が品質向上し手応えを感じました。近年の異常気象により栽培も難しさが増していますが、部会員間、JA、県と情報共有をしっかりとし安定したぶどう栽培ができるよう努力していきます」とあいさつした。
「ナガノパープルの部」最優秀賞には飯田市の梅田ゆみ子さんが選ばれた。また同日に2022年度長野県園芸特産振興展品評会「第55回うまいくだものコンクールぶどうの部ナガノパープル」に、飯田市の梅田ゆみ子さんが出品数38点の中から一般財団法人長野県果樹研究会賞受賞の報告したことも報告した。
同JA営農部ぶどうチーフの山岸亜樹良技術員は「今年度は収穫期の長雨などぶどう栽培は難しい年だったが、出品されたものはどれも高い品質のものばかりで、部会の皆さんの熱い思いと丁寧な管理に感謝します。県下一の高品質産地を目指して部会員とともにこれからも頑張っていく」と話した。

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