若手生産者の想い受け止める、青年部懇談会

JAながの
分科会で意見交換をする青年部役員(左)とJA役職員(右)
分科会で意見交換をする青年部役員(左)とJA役職員(右)

JAながのでは2月8日、若手生産者で組織する青年部連絡協議会とJA役職員での懇談会を開いた。肥料をはじめとする生産資材の急激な高騰や常態化する人手不足など農業者が直面している問題点や課題などの現況を聴き、対応策の検討や事業運営に反映させることが目的で、対面開催は3年ぶり。
懇談会では、各ブロックから同協議会役員・部長ら12人が出席、20件に及ぶ質問や要望に対してJA役職員が項目ごと考え方や方向性を回答した他、特に高騰する生産資材の対応に関する内容が多く挙げられ、同JAが独自に実施している「営農経営支援対策」の活用など説明を行った。後段には参加者同士で話し合う分科会を開き、緊急性の高いとされる(1)労働力の確保(2)生産資材の安定供給(3)営農指導強化の3点についてそれぞれ班ごとにJA役職員を交えて意見交換し解決策を探った。
上水内郡飯綱町でリンゴを栽培する同協議会の坂口哲郎会長(39)は、「地区代表の青年部役員の率直な意見や思いを伝え、解決策を導き実りある懇談会としたい。JAへは前向きな対応を期待している」とし、宮澤組合長は「意見や要望を聞き、しっかり議論していきたい」と挨拶した。
JAではコロナ禍で各組織部会との会議体を縮小して来たが、今後は順序だてて再開して行き、地域農業振興と農業所得の向上に向けた対話を重ねて行きたい考えだ。

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