栽培技術の確立に向けて・ロシアンオリーブ検討会

JAグリーン長野
せん定技術をみなで検討
せん定技術をみなで検討

JAグリーン長野花き部会花木専門部は2月16日、「ロシアンオリーブ管理検討会」を開いた。栽培方法が確立されていない同品目について栽培者みなで知恵を出し合いながら方向性を見出そうと開催。生産者7人とJA、長野農業農村支援センター普及員が出席した。
「ロシアンオリーブ」は特有の白い細葉と茎をもつ落葉樹。耐寒性に優れ、中山間地域でも栽培できる。同専門部が振興する「ユーカリ」の出荷のない時期に葉茎を出荷し、手取りの確保・向上につなげようと2年ほど前に専門部員から希望者を募って栽培出荷を始めた。しかし、栽培方法が確立されず、定植、仕立て方から病害虫対策なども探り探り。3年前から出荷を行い、今年で4年目になる。今後、栽培方法の確立と面積拡大により、出荷量を増やしていきたい考えだ。
せん定方法では、長野農業農村支援センター普及員の見解をもとに、生産者とJA職員が意見を出し合いながら、樹勢が強い品目であることを考慮に入れ、風通りや日当たり作業性を意識して実際に検証用の樹を設定してせん定した。
今後、生産者・JAそれぞれに経過観察を進め、仕立て方を研究・確認していく考えだ。

MENU