農産物検査員鑑定練習会/正確な等級判断のため目を養う

JA上伊那
真剣な表情で玄米を見極める検査員
真剣な表情で玄米を見極める検査員

JA全農長野は2月10日、伊那市のJA上伊那本所で同JAの米や麦、大豆の等級判断を担う農産物検査員を対象にした鑑定練習会を開いた。練習会には約20人が参加。水稲うるち玄米や水稲もち玄米の等級を見極める目を養った。
農産物検査員が米や麦、大豆の等級判断を行うには、資格に合わせて毎年品目ごとに行われる技能確認会に合格することで、その年に検査員として対応できる。練習会は同確認会に向けて複数回行われ、このうち上伊那の主力品目でもある米に関しては、8月までに年5回行われる。
2回目となる今回は令和4年産米の「コシヒカリ」などの水稲うるち玄米30点、「もちひかり」などの水稲もち玄米10点、水稲うるち玄米の銘柄鑑定に5点の計45点が用意された。検査員は真剣な表情で目を凝らし、粒の形や色の光沢を見極め、1等~3等と規格外に分類した。
参加した検査員は「その年の傾向や品種の違いによる特性などをしっかり見極め、収穫時には正確な検査ができるように今から目を養っていきたい」と話した。

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