第12期生き活き塾生修了 学んだことは家庭で実践・地域で実践

JAあづみ
修了証を手渡す千國組合長(右から1人目)と塾生(長野県安曇野市豊科)
修了証を手渡す千國組合長(右から1人目)と塾生(長野県安曇野市豊科)

JAあづみは15日、安曇野市豊科の安曇野スイス村サンモリッツで「第12期生き活き塾修了式」を開いた。同塾は、協同組合の原点である相互扶助の心を学び、食と農を基本として身近な食・農業・福祉の現状や課題などを学習し、「学んだことは家庭で実践・地域で実践」を合言葉に1999年より始まり、延べ1060人が受講した。
遊休農地で菜の花や食用油専用のヒマワリを育て、安全で安心な油をJA管内の学校給食センターに贈っている「菜の花プロジェクト安曇野」や塾生が作った野菜などを販売している「ふれあい市 安曇野五づくり畑」など、同塾から7つの組織活動が生まれ、塾生は活動を通じて地域で活躍している。
2年間で17回の規定講座を修了した塾生28人は、千國茂組合長から各地区の代表者に修了証が手渡され、4人の塾生には皆勤賞が贈られた。
塾長の一般社団法人日本協同組合連携機構基礎研究部の小川理恵主任研究員は「魅力ある地域づくりを実践するため、生き活き塾で育んだ温かな心を大切に次の階段をかけ登って欲しい」と激励した。
千國組合長は「安曇野に心豊かなふれあいの里を築くために、地域リーダーとして活躍することを期待している」とあいさつした。
塾生代表の青栁治さんは「学んだことを地域に還元しつつ地域の発展、また、大きな価値観の変動にも順応し、協同活動に邁進したい」と謝辞を述べた。
修了式後、同法人の小林元基礎研究部長が「地域づくりにどう関わるか?~協同組合と地域づくり~」と題して講演し、塾生は今後の地域づくりについて学んだ。
同塾は、2023年6月に開講を予定。現在、第13期生を募集している。

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