麦(大麦)指導会/追肥のタイミングと量、雑草対策を

JA上伊那
(会議)=追肥時期や量を確認する会議の様子
(会議)=追肥時期や量を確認する会議の様子

JA上伊那南部営農センターは2月8~10日にかけて管内3ヵ所で令和5年産麦(大麦)指導会を開いた。1回目の追肥を前に、上伊那農業農村支援センターの技師が生育状況や越冬後の管理作業について説明した。
大麦は管内でも南部(4市町村)を中心に栽培している。品種は「ファイバースノウ」で主に麦茶の原料として使用されている。また宮田村と駒ヶ根市では二条大麦を栽培しており、行政や地元企業とともに地元産原料を使ったビールやウイスキーを製造している。
2月10日、宮田支所で開かれた指導会には農事組合法人の代表者や生産者ら15人が出席。越冬後の生育状況や茎数によって異なる1回目の追肥時期と量を確認した。また管内の大麦は品質や収益低下の原因の1つである硝子率が高くなる傾向にあるため、穂の茂り具合を見て適期の追肥を行うことを呼びかけた。
同センターの技師は「大麦は追肥のタイミングと合わせて雑草対策も大事。圃場を見回り、早期発見による適期除草で品質向上、収量アップに努めてほしい」と呼びかけた。

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